new work◎ | 横向きの二つ折り財布
こんにちは。studio FAVORIのゆうです。
桜が見頃ですね〜〜花粉はつらいけど、はるってやっぱり良い季節です。わくわく。
本日はお待ちかね(かな?)、インスタグラムで再三お知らせしていた新作をご紹介します!
近年のキャッシュレス化、さらに小さめバッグの流行もあり、お財布の需要にも顕著な変化がみられます。
その影響をダイレクトに受けた周りからの声もあり、studio FAVORIも小さめのお財布を作ろう!ということになりました。
他とは少しだけ違う二つ折り財布、さっそくご紹介していきます。
目次
横向きのまま使う
世の折りたたみタイプのお財布は、お札や小銭によって取り出すときに向きを変えないといけなかったり、全体が縦向きだったりすることが多いです。
長財布からなかなか小さい財布にシフトできない…とお悩みの方は、容量以外だと案外このことを気にしているのでは?
今回の新作では、まずその点に着目しました。
考え抜いた結果、お札も小銭もカードも、すべて横向きのまま見渡せるこの形にたどり着きました。
小銭は逆さまにしたときにこぼれてしまうのを防ぐため、ストッパーとしてフラップをつけています。
このフラップには留め具は付けず、使用時の無駄なアクションを省きました。
また左側のカードポケットに加えて、コインポケットの後ろに隠しポケットも。
ここには、よく使うクレジットカードや交通系ICをすっと入れておくと、取り出しやすくてとても便利ですよ。
見た目にもシンプルで使いやすい配置になっています○
現金派にも嬉しい容量
前項でもふれた、小さい財布にシフトするときに気になる容量の問題。
キャッシュレス化が進んでいるとはいえまだまだ完全ではないし、現に私もカードと現金の二刀流で暮らしています。笑
そんな私も使いたいと思えるようなキャパシティのお財布になっています。
以下が推奨する最大収容数です。
お札 8枚程度
小銭 15枚程度
カード 8.7枚程度(カードポケット各3.4枚、隠しポケット1枚)
- カードをメインで使っていてもやっぱり小銭もちゃんと持ち歩きたい
- または現金派で長財布を使っているけど、そろそろ小さい財布も考えたい
という皆さまにおすすめです。
もちろんすっきりお財布を持ちたいミニマリストさんにも。
コンパクトなサイズ感が手に馴染みます。
“経年変化”をデザインに落とし込む
最後は永く使うことを考えた、見た目に関するお話です。
今回使用した革は定番のものではなく、MAINE(メイン)というイタリアンレザー。
名 称:『MAINE / メイン』
製 造:TEMPESTI / テンペスティ(イタリア)
鞣 し:植物タンニン鞣し
形 状:Wショルダー
染 色:染料仕上げ
仕上げ:スムース仕上げ
引用元:Kawamura Leather
この革の特徴は、他のイタリアンレザーに比べて含まれているオイルが少ないこと。
マットで素朴な風合いで、作品にFAVORIらしいやさしい雰囲気を与えます。
使い込むほどに色味が深まり、艶が出てきます。
また革素材は使い続けると、革特有のハリが落ち着いて製品の形に癖付いていきます。
つまり今回の作品の場合、折り目の癖が付いて、お財布自体が薄く馴染んでいくということ。
これを見越して、使用する革の厚みもかなり薄くしています。
こうすることで、馴染んだ頃にはコンパクトで薄い二つ折り財布が完成するという算段。
これが先ほど書いた、ミニマリストさんにもぜひおすすめしたい理由です。
加えてカードサイズをベースに設計しているので、二つ折り財布としては最小サイズと言えるかもしれません。
そしてこちらはお財布を閉じた状態。
留め具のホックには、定番で採用している真鍮製プリムホックを使用しました。
フラットな頭とたっぷりの素材感がアクセントとなり、全体に抜け感をプラス。
色は定番のスミクロ、くもり空のようなクラウド、新鮮な印象のライムの3色。
いつもと違う革素材・色展開なので、少し新鮮な気持ちで見ていただけると思います。
特に今季気になるイエローの系統で、ライムがおすすめ。
金運アップしちゃうかも…?
結び
来る3/31は年に数回しか訪れないラッキーデー。
お財布の新調にぴったりな日です。
この日に間に合わせようと頑張って制作しました。笑
ぜひぜひ一度ご覧くださいませ!
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