new work◎ | droopy key strap
こんにちは。studio FAVORIのゆうです。
あちこち出展するようになり、気づけば実に半年ぶりの新作。しかもムードも無視してこの年末にお披露目です。
今回は小さな革ものを作りました。
生地感がたまらない真鍮金具がいい感じにしゃらしゃらしてます。
さっそくご紹介していきますね~
droopy key strap
お披露目する新作は、今秋のイベントで出会ったお客さまのひと声がきっかけとなりました。
「鞄の取っ手につけられるシンプルな鍵のストラップを探してるんです。」
当店ではすでに2つの鍵にまつわる革ものを作っていますが、それともまた違うアイテム。
たしかに世の中にはごくシンプルな、ストラップと呼ばれるようなキーホルダーが存在します。
これはごく個人的な感覚の話ですが、よくあるストラップ状のキーホルダーって使いづらくないのかな?と思うことがありました。
ケースとして独立していれば何ら問題ないのですが、鞄の取っ手についていることで鞄ごと鍵穴に近づかなきゃいけない、もしくはストラップから鍵を外して使うのかな、と。
ほかに解決方法があればそれでいいのでしょうが、私にはイメージがつかず…それならば発明してしまおう、ということで今回の新作は生まれました。
それがずばりdroopy key strap。
企画前に私が想像していた一般的なストラップよりもはるかに“長い”仕上がり。
これこそがこのdroopy key strapの最大の特徴です。
実際の使用イメージがこちら。
つけている鞄は当店で作っている「ふつうの手提鞄」。
本体の高さは23cmありますが、droopy key strapはそれよりも長く垂れ下がります。
ここまで長くすることで、鍵穴に必要以上に近づかなくてもストラップを外に出してそのまま鍵を使えるように。
鍵をつけると重力に逆らえずに垂れ下がる姿から、「droopy」という言葉をチョイスして名付けました。
キーホルダーと反対側には少し大きめの真鍮リングを付けました。
キーホルダーの金具が丸ごと通るので、鞄から鞄へ着脱もしやすくなっています。
主役は生地感が美しい真鍮金具
作品として引き立てたかったのは、メッキがけされていない素のままの真鍮金具たち。
ともすれば強い印象になりがちな真鍮金具(男性レザークラフターに安定の人気を博しているイメージ)なので、好きすぎて欲張って盛りすぎるとちょっと違う感じになってしまいそうなところでしたが、あくまでも“素材”が魅力的に映る組み合わせに。
作り手のいち推し金具は大小のリング〇
なんの加工も施されないまま円形に曲げられた真鍮線の感じに心くすぐられます。
ミニナスは二重リングよりも鍵の着脱がしやすいのも良いです。
ただ真鍮は比較的柔らかい金属なので、曲げすぎて変形しないようにだけ注意が必要です。
リングが通る穴はこれまた真鍮ハトメで補強しているので耐久性も安心ですよ。
細く丁寧に切り出した革との良いバランスで、華奢な佇まいになっています。
結び
日常の中のさりげない道具にもこだわりをもってものを選ぶのって良いなあと思います。
droopy key strapはまさにそんな存在感の革ものではでしょうか。
ちょっとした贈りものやお揃いのアイテムとしてもよさそう。
キーホルダーばかり作っている気もしますが、それはそれとして。皆さまにとって暮らしの中の選択肢が増えたらいいなと思います。
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