無題
世界は緩やかに、終わりに向かっている。
3月も半ばを過ぎた。
世間は春を目の前に、何処となく浮かれている。
書いてあるのにいつ届く?と聞いてきた客がいた。
かまけている。
この20年で真夏は5℃以上暑くなった。
数十年したら夏は50℃の世界なのか。四季はなくなるのか。
私はそれでも、生きていなくちゃあならないのか。
人が人同士でもたれ合って生きているのを、皆忘れた。
この星が人の行いで変化していることに、皆慣れ過ぎた。
誰も焦っていない。諦めも通り越した。
どうにもなりはしないと思い至って、先を考えるのをやめた。
今が、自分が一番大事だから。
現に私も、なくてもいいようなものを作り続けているだけだ。加担しているのだ。
仄暗い。
世界は緩やかに、終わりに向かっている。