new work◎ | millefeuille card case
前作からだいぶ間が空いていますが、久々に新作のご紹介です。
少し前に完成してイベント出展では何度かお待ちしていたものを、改めてここでもお披露目させていただきます。
ぜひ最後までご覧ください。
millefeuille card case
今回のアイテムはずばりカードケース。
特にクレジットカードの規格サイズのカード類が入るものを作りました。
クレジットカードのサイズはカード会社やデザインに関わらず、縦53.98mm×横85.60mm×厚み0.76mmで統一されています。
引用元:【イラストあり】クレジットカードのサイズや比率は?国際規格をわかりやすく解説
当店では名刺入れは初期からずっと作り続けているものの、厚みのあるカードがたくさんしまえるケースがなく、出展時お客さまに尋ねられることも少なくありませんでした(名刺入れは薄い作りのため、クレジットカードだと数枚程度しか入りません)。
そうして生まれたのがmillefeuille card caseです。
millefeuilleは「ミルフィーユ」と読みます。
サムネイルの画像のように、横から見るとマチの重なりがそう見えることから名付けました。
デザイン面での最大の特徴は、ステッチ(縫い目)が一切見えないミニマルな見た目。
縫い糸は革に比べて耐久性が劣るため、長く使い続けると摩耗して毛羽立ち、最終的には切れてしまうリスクがあります。
ステッチを表に出さないことで砂糖菓子のような可愛らしさを表現できると同時に、摩耗の機会を減らし、より長くご愛用いただくための構造も実現しています。
革は長く定番で作っているお財布類と同じく、イタリアンレザーのSIBILLA Liscio/シビラリスシオ。
表面のホワイトワックス加工により最初はもやっと白っぽく見えますが、使うほどワックスが摩擦で落ちたり革に馴染むことでゆっくりと霧が晴れて、地の革の色が出てくる変化を愉しめる革です。
ワックスが馴染むと最初のマットな質感からは想像がつかないほどの透明感を帯びるうえ、革自体の色変化も本革らしく、何年も使い続けること自体が楽しい、非常に良い革です。
たっぷりの容量はお財布の整理にも
出展時に接客していると、お財布をコンパクトにまとめたいけどたくさんあるカードをどうしても減らせない、というお声もよく聞きます。
その中には常に持っていなければいけないわけでもないけれど持ち歩かないと不安、というカードが多いよう。
そこでご提案したいのが、お財布とカードケースの併用です。
現金と日常使いのカードはお財布に、そのほかのカードたちはカードケースに分けておくと、気持ちも動線もすっきりします。
millefeuille card caseではクレジットカードのように厚みのあるカードが20枚ほど収納できます。
保険証など、薄いカードであればもう少し入るかもしれません。
中は蛇腹式で大きく開き、ポケットの指がかかる部分はえぐった型にしているため、見やすさ・取り出しやすさともに◎
手前の3ポケットはマチが薄いので比較的出番が多いカードを入れておくと出し入れがしやすいです。
一番奥は使用頻度の低いカードをまとめて入れておけます。
*磁気ストライプ付きクレジットカードを重ねる場合は、磁気不良防止のため、磁気ストライプ同士が接触しないようにカードの向きを互い違いにするなどして収納してください。
ぽってりとした厚みで、手に取って愛でたくなる質量感になっています。
結び
お久しぶりの新作、いかがだったでしょうか。
イベントでは蛇腹を開いて見せると、もれなく皆さん「おぉ~」と良いリアクションをしてくれます。
そのユニークさは実用性を求めた結果。
そういう観点でもstudio FAVORIらしさが出た作品ではないかなと思います。
今後もイベント等でお持ちしますが、遠方の方やご都合がつかない場合はぜひ通販をご利用ください。
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