new work◎ | 国産リネンを余すことなく。パッチワークのふかふか鍋つかみ
こんにちは。studio FAVORIのゆうです。
花粉がつらいですね🤧
毎年点鼻薬だけで乗り切っていますが、いよいよ効きが弱い時が出てきました。
でもお花見したい〜~この時期恒例のお悩みです…
さてさて、今日は前々からやろうと思ったまま頭の中にしまい込んでいたものをやっと作ったので、いよいよお披露目していきます。
こだわって選んだ愛着のある素材は最後まで使いたい。そんな思いです。
目次
パッチワークのふかふか鍋つかみ
今回の作品は布もの。
すでに使っている布ものの中にher tote bagという作品がありますが、それに採用しているリネン、やはりどうしても端切れが生まれてしまいます。
制作過程で端切れが出てしまうのは革も布も同じです。
布地に関しても捨てられずにいる端切れが増えてきて、この子たちもどうにか生かしてあげたいと思い作ったのがパッチワークのふかふか鍋つかみ。
同色のリネンをはぎ合わせて、日常使いできる道具ができました。
本当に個人的な感覚なのですが、このリネン地が大好きで。
国内で織りあげられ、染めまで職人さんの手によって一反一反行われている贅沢な生地。
そのせいか、色味に日本的な繊細さを感じるんですよね。
手染めらしい淡いムラさえ生地の要素のひとつだと思えます。
そんな美しい生地を大事に最後まで仕立てたい。そう思ってこの鍋つかみを作りました。
暮らしの道具らしい素朴な佇まい
かけらを集めてつぎはぎにしたリネンを何に使おうかと考えたとき、より実用的なものに仕立てたいと思いました。
“用の美”、暮らしの道具を手仕事でご提案しているstudio FAVORI。
鍋つかみなんてぴったりだなと、ピンときて思うままに形にしました。
気持ちの向くままにはぎ合わせたリネンは、サイズにもほんの少しづつ個体差があります。
中にはキルト芯ではなく綿を入れているので感触はふんわり、やさしく遮熱してくれます。
*完全に熱を通さないわけではありません。
私物の一人用の鉄瓶をのせて、鍋敷きのように使ってみました。
中の綿が緩衝の役目も果たしてくれます。
鍋つかみとしてもしっかり使えますが、こうしてマット的に使うことも◎
案外マルチに活躍してくれますよ。
すべて同色で作るパッチワークは全体が同じ素材ながら表情に抑揚が生まれ、韓国のポジャギのよう。
◇ポジャギとは?
包んでおくと同時に福を包み込んで福を呼ぶとされている韓国のポジャギは、日本の風呂敷やふくさのように使われた布のことをいいます。
生地のみみまでデザインに取り入れました。いいアクセントです。
ひっかけて収納できるループは細く長く。
構想段階で迷うことなく決まった部分で、こちらも目を惹く意匠です。
端切れとして廃棄されるかもしれなかったリネンが、どこを切り取ってもときめく、暮らしを彩る道具になりました🌷
information
この記事で主役的に登場した国産のリネン生地について、皆さまにお知らせがございます。
仕入れ先の生地屋さんから、こちらの生地の安定供給がしばらく難しいとの連絡がありました。
そういうわけで、studio FAVORIでもher tote bagと鍋つかみのお作りは現在庫の生地限りとさせていただきます。
次回の仕入れの目処が立っていないため、再販は未定となります。
ちなみに今の時点でそんなにたくさんは作れず、オレンジのher tote bagは既にsoldとなっています。
もし気に留めてくださっている方がいましたら、ぜひお早めにご検討くださいませ。
布地に限らず革や金具も今回のようなことは割とあります。
最悪廃盤、2度と同じものを作れなくなることも。
こういうことがあると、出会いだと思って良きタイミングでご縁いただければ嬉しいな、と少しだけ思ったりもします🦧
お客さまにはご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
結び
美しいリネン地を余すことなく使って作った、パッチワークの鍋つかみ。
いかがだったでしょうか?
ひとつの作品として、生地が引き立つ作品になったのではないかと思います。
なお鍋つかみの販売についてはまた追ってお知らせしますが、以上の色々な事情込みで、受注制ではなく数量限定販売になります。
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