工房の風景 | コードクリップを作る
- こんにちは。studio FAVORIのゆうです。
とっても過ごしやすい気温で、寒くなる前にデニムミニスカートを履き倒したいなと企んでます💃
慢性的な冷え性なもので、冷え出す前に大好きなお洋服でレイヤードをたのしみたいなーと。
皆さまは新しい季節に何をしたいですか?🥀
さて、本日は久しぶりに工房の様子をお届けします。
作業風景がお好きな方も少なくないようなので、今後も少しずつ書き留めていきますね。
目次
革の裁断・床処理
まずは革を切り出していきます。
コードクリップは小さな面積の革で事足りるので、端革のアップサイクルにも一役買っています。
革ものを作っていく上でついて回る端革の問題。
こうした小さなアイテムを作ることで、少しでも無駄を減らしていきたいなと考えています。
端革お話はこちらでしっかりめに触れています💁♀️
裁断が終わった状態。
今回は色・形様々なコードクリップをまとめて制作します。
お次は使用感や見た目を良くするためにも欠かせない床処理。
革の床(裏)面を磨くことでつやっとした見た目、さらっとした手触りになります。
画像上が磨いたもの、下が磨き前のものです。
写真だとなかなかお伝えしづらいですが、磨いたものは毛羽立ちが抑えられて少し光っています。
使用する用剤の効果で、革の保護・防汚効果も期待できます◎
ふちの装飾・コバ磨き
革の下処理ができたら、お次はコードクリップのチャームポイントでもある縁飾りをつけていきます🌷
専用の工具を使い、この作品のモチーフになったアンティークプレートのリムを再現します。
リムとは、お皿の縁の小上がり(?)になっている部分のこと。
これをこのコードクリップでは逆に凹ませて表現しています🍽
すべてに装飾がついたところ。
これがあるだけで一気に華やかな印象に変わります。
それからいつもの蜜蝋磨きでコバを仕立てて……
つやっと。
なんだかミルフィーユみたいな景色です🍰
ここまできたらまもくフィニッシュ◯
真鍮ギボシをつける
最後は留め具となる真鍮ギボシをつけていきます。
まずはポンチで穴を開けまして…
それからギボシを打ち込みます。
ギボシはネジ式タイプのものもありますが、使用過程で緩んで外れてしまわないように、コードクリップに限らず打ち込み式を採用しています🔨
打ち込み完了。
こうしてたくさん並べて見ると、だんだんきのこに見えてくるんですよね…真鍮きのこ🌝
それにしても真鍮無垢の金具は本当に美しいです。
革に劣らず魅力的な素材。
完成です〜たくさん仕上がりました!
実は9月後半にイベントが控えているので、その準備も着々と進めているところです。
ここでお作りしたコードクリップもお持ちしますよ〜💃
随時「イベント出展のお知らせ」もチェックしてみてくださいね。
結び
今回は小さな革ものの制作過程をお届けしてきました。
どんなに小さくても、企画段階からこだわりをもって作っています。
これでまた作品の魅力がさらにお伝えできていたらいいなと思います。
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