手仕事雑記 | オーダー品まとめ⑤
こんにちは。studio FAVORIのゆうです。
2月も後半に差し掛かりましたが、いよいよ身体が花粉に反応し始めました。
春の朗らかな空気が好きなだけに、つらいです…
ここ最近セミオーダーのご相談をいただくことが多く、また記録したい作品が増えてきたのでまとめていこうと思います。
皆さんもぜひご参考まで。
目次
ライフスタイルに合わせてplain tote bagをカスタム
まずはplain tote bagのセミオーダーから。
こちらは30歳の節目を迎えたご自分へ、これからの期待も込めつつstudio FAVORIを選んでくださったお客さまのオーダーでした。
特に大きく変更したのはハンドル(持ち手)の長さ。
plain tote bagは本体が若干縦長のため、小柄な方にも手持ちしていただきやすいようにハンドルを短めにお作りしています。
その分肩掛けを想定しておらず、手持ちまたは腕かけでの使用をおすすめしております。
このときのオーダーではアウターを着ても肩掛けできる長さで、とご要望いただき、ゆとりをもたせた長さを一枚革で贅沢に制作しました。
たっぷり袖のフィッシャーマンニットでもこの通り肩掛け可能に。
加えてお好きな言葉を内ポケットに刻印し、世界に一つの特別な鞄が出来上がりました。
こうして人生のなかで特別と言えるタイミングにstudio FAVORIの革ものを選んでいただけることが何より嬉しく、制作にも一層力が入ります。
オーダーがそういったきっかけだっただけに、キナリの革が時間とともに変化していくのがより楽しみな作品となりました。
暮らしに寄り添うwasher eco bag
お次は布もの、washer eco bagです。
以前通常タイプのものをお求めくださったお客さまから、もうひと回り大きいものを、とご相談いただきました。
仕上がりはレッスンバッグのようなサイズ感で、もともとのたっぷりマチに加えてサイズアップしたことで大容量なエコバッグに。
手前に持ち比べたcharcoalのものが通常の大きさ、奥のecruのものがセミオーダー品です。
内側にもポケットをつけることでより使い勝手良く、日々がしがし使いやすい仕様です。
通常タイプは畳んだ状態で持ち歩きやすいコンパクトさ、小さめエコバッグとしての使いやすさを考えたバランスでお作りしていますが、ご希望に合わせてこういったカスタマイズも可能です。
たっぷり入る、クラシックな革箱ペンケース
新年度に向けた準備のためか、近頃特に人気のクラシックな革箱ペンケース。
こちらのセミオーダーでも、春から高校生になる革もの好きな息子さんへのプレゼントにお選びくださりました。
スマートなサイズ感で、鞄に入れて持ち歩くのにもよいですよ〜とおすすめしているペンケース。
ここでは全体的にサイズアップして、よりたくさん文房具が入るように設計し直しました。
マチと高さを見直し、ころっと存在感のある仕上がりです。
通常サイドのマチを留める小カシメは、この場合一点留めでは頼りないので、大カシメ2点留めに変更しました。
ご希望の場所にお名前を刻印して、より特別感のある作品に。
これからの高校生活に期待を込めて。
良き春が来ますように。
German hook handbagをプチカスタマイズ
今回最後にご紹介するのは、普段使いにもフォーマルにも活躍してくれるGerman hook handbagのセミオーダー。
こちらは委託でいつもお世話になっている撓撰さんのお客さまよりオーダーいただきました。
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最初にご紹介したplain tote bagと同じく、ここでもハンドルを少しだけ長くしてお作りしました。
単体でぱっと見では分かりにくいですが、通常タイプと比べるとその違いがよく分かります。
写真左のチョコが通常タイプ、右のキナリがセミオーダー品です。
これによってより腕かけしやすくなりました。
こちらのお客さまにはリピートで、同じ内容のセミオーダーをスミクロver.で頂いているので、また時を見てご紹介させていただきますね。
結び
今回のセミオーダー品のご紹介は、いつにも増して内容の濃い記事になりました。
最後のハンドバッグのカスタムでは持ち手をほんの5cm伸ばしただけですが、こういう小さなポイントで格段に使いやすくなったりもします。
特に鞄類はお洋服と同じように身に纏うもの。少しの違いが、実際に持ったときの身体へのフィット感につながります。
もしstudio FAVORIの作品をお選びいただけることがあれば、こういったセミオーダーもぜひご検討くださいませ。
作り手目線の提案を交えながら、できる限り柔軟に対応いたします。
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