「工芸」に気づいた話。
こんにちは。studio FAVORIのゆうです。
私は性格上、日常的にひとつの思考に深く向き合う(もしくは囚われる)ことが多いのですが、今日のお話もそれを文字に起こしておこうと書くものです。
かなり考えそのままというか、いつものように読み手の皆さまに伝えようと思って書けないところもあるかもしれませんが、せっかくここを訪れてくださった方にはstudio FAVORIの根もとに少し触れていっていただければなと思います。
工芸(≒craft)とは
本当に多方面から影響を受けて、つい最近「工芸」という言葉についてじっくり考える機会がありました。
主なきっかけは近ごろ積極的に出展しているクラフトフェアというもの。
私が選ぶほとんどのクラフトフェアは審査があって、中には丁寧に講評を届けてくださるイベントもあります。
詳しくは書けませんが、そこで頂いた言葉がこの思考を呼び起こしました。
クラフト、工芸。
その言葉の意味をまた一から知ってみることにしました。
人間の日常生活において使用される道具類のうち、その材料・技巧・意匠によって美的効果を備えた物品、およびその製作の総称。もともと生活用具としての実用性を備えたもので、その点、彫刻や絵画と異なり、建築とともに応用芸術の一つとみなされる。
引用:コトバンク | 日本大百科全書(ニッポニカ) 「工芸」の意味・わかりやすい解説
ここでstudio FAVORIの一番大切にしていることを思い出しました。
暮らしの道具のようなものづくり。
実用性とときめく意匠の両立。
studio FAVORI=工芸?と思うほどに同義です。
ごくごく自然な日々の営み、人の暮らしに根付く道具がもとになっていて、またごく自然な感覚で視覚的に美しいものを作ろうとして育った工芸という文化。
知っていたはずで少し薄れていたこの認識に、今一度気付きました。
“工芸”を踏襲したものづくり
他にも考えることがたくさんあるのですが、最近のこうした見聞の重なりで、今また新しいものを作っています。
飽くまで生活のための道具。
なかに、見る人によっては感じられるほどの少しの美的感覚。
鞄を作っています。
この記事を読んでくださっている方だけにほんの一部だけお見せします。
これまでもシンプルなものを作ってきましたが、そのどれよりも削ぎ落とした作品です。
次回のブログ更新ではご紹介させていただく予定でいるので、また覗きにきていただけると嬉しいです◯
結び
ここだけの話、出来るだけ読んでくださる方のお役に立てそうな記事を書かなければ…という思いがありました。
でもこうして深く深く考えたことを少しだけ書き起こしてみるのも良いですね(私の頭の整理になるので)。
皆さまにとってもブランドの根幹に触れる機会になっていれば幸いです。
新作のこともですが他にも綴っておきたいと同時に皆さまにお伝えしたい大切な思考もあります。これはまた別の機会に。
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