studio FAVORI(スタジオ ファボリ) studio FAVORI(スタジオ ファボリ)では革製品・布製品を一から手作りし、販売しています。経年変化が楽しめることで人気のタンニンレザーで、バッグや財布、ペンケース、名刺入れ、パスケースなどの小物までシンプルなデザインでお作りしています。ギフトボックスやラッピングもご用意しているので、プレゼントにもおすすめです。

気になるのになかなか「本革」に手を出せないでいる人へ。

 

こんにちは。studio FAVORIのゆうです。

 

世の中がこんな感じなので先延ばしにしていたのですが、やっとヘアカラーのためにサロンに行ってきました。

やっぱり髪が綺麗だとそれだけで嬉しいものですね。

本当は髪のためにも、ちゃんと定期的に通いたいものですが…

 

 

 

今日は作品から少し離れ、もっと気軽に革に触れてもらうための記事を書こうと思います。

 

普段革に囲まれている私たちのような業界内の人間は忘れがちですが、あまり縁のない方からすれば、本革ってなかなかハードルの高い素材ですよね。

 

そんな風に感じている方にも本革という素材にもっと興味をもっていただければ嬉しいです。

 

 

 

 

「本革」に手を出しづらい訳

 

 

 

リアルレザー(=本革=天然皮革)を、普段使うものに取り入れる勇気が出ない、ハードルが高いという人は、なぜそう思うのでしょうか?

 

その心理の原因の大半は、「扱いづらい」という思い込みであると考えています。

 

 

 

例えば、羊毛のニットは家庭で洗濯すると縮むから、化学繊維を使ったセーターを選んで買っている。

例えば、無垢材の床はシミやキズが残りやすく、気を遣うから人工のフローリングを選ぶ。

 

同じように、本革はお手入れを手間に感じる、丁寧に扱わなければならない、というイメージを持つ方が多いということです。

 

 

確かに、革のお手入れはこだわり始めるとキリがありません。

塗り込むクリームやワックスの種類、革の表面だけでなく製品のディテールごとに適した方法や道具、等々……革靴からこのようなイメージを持つ方もいるかもしれませんね。

 

でも実はそれって、革マニアの世界だけのお話なんです。笑
そこまで大事に大事に育てなくても、“本革”は自分で綺麗になっていってくれるのです。

 

 

 

 

 

「本革」の真実

 

 

 

どういうこと?と思った方もいるでしょうか。

実は、本革ないしリアルレザーについて、誤解している人は非常に多いのです。

 

 

それではまず、本革という素材について改めてお話ししましょう。

 

本革とは、代表的な牛や豚に限らず羊や山羊・蛇・ワニなど、動物の皮から作られたものを指します。
そして本革と対極をなすのが、合皮(合成皮革)。
これは人工的な素材で本革の質感に似せて作られるもので、フェイクレザーとも呼ばれます。

 

合皮は本革の代用品としてよく使われます。

本革の弱点である水分に強く、濡れても素材自体の品質は比較的保たれます。

本革より安価であることもメリットですね。

 

 

 

そして本題のリアルレザーについて。

 

本革は、扱い方次第で10年以上もお使いいただくことができるほどに丈夫な素材です。

特にナチュラルレザーは、時の流れとともに経年変化を愉しめることも大きな特徴ですね。

 

 

さらに本革には「オイル」が含まれています(このことを知らない人は意外といるかも)。

 

オイルは主に、革という素材が生産される際に重要な、鞣(なめ)しと呼ばれる工程で皮の繊維に染み込ませています。
革製品が永く使われ、手に触れることで手自体の油分が革に吸収されたり、紫外線などの刺激を受け、繊維に浸透しているオイルが徐々に革の表面に滲み出てくるのです。

 

このオイルのはたらきによって、大袈裟なお手入れをしなくても、本革は素敵に経年変化していきます。

 

 

 

 

 

「本革」の経年変化

 

以上でご説明した本革の本質、オイルと経年変化により“完成”された革製品の一例が、以下の写真です。

 

 

 

見てすぐ違いが分かるかと思いますが、右側はなんのお手入れもせず、パスケースとして4ヶ月ほど使用したもの。そして左側は作りたての新品。

 

もちろん使われている革にもよりますが、全くのメンテナンスなし、たった4ヶ月の使用のみでこの違いが生まれます。

こうなってくると、何年も先まで使ったらどうなるんだろう、と少し興味が湧いてきませんか?
あなたの使い方次第で、本革はいくらでも表情を変えていくのです。

 

 

 

studio FAVORIの革素材は、上記の写真で使用しているものをメインに採用しています。

つまりお手入れに神経質にならなくても、ちゃんとあなただけの作品になっていくものばかりであるということ。

 

あなたの暮らしの道具になるような…というstudio FAVORIのコンセプトは、こうして素材選びにも反映されています。

 

 

 

 

 

結び

 

もしここまで記事を読んで少し本革に興味が湧いた、なんて方がいらっしゃったら、まずstudio FAVORIの小さな革ものを試してみてください。

本革初心者さんにおすすめのアイテムをこのページの下方ピックアップしています。

 

 

もちろんどこの革製品のお店でも、革の扱い方については分かりやすく教えてくれます。

プロのメンテナンス業者さんも多くいらっしゃいますし、頼んでしまえばピカピカの革製品が戻ってきます。

 

 

でもstudio FAVORIでは、もっと気軽に使える革ものを取り揃えています。

 

ふとそこにあって、いつのまにか暮らしに欠かせなくなっていく。

素朴であり、品のある道具たち。

 

最初は軽い気持ちで手に取って、気付いたら愛着が湧いて、ちょっと大切にしたくなってくればいいんだと思います。

 

 

 

この記事を読む前より少し革を身近に感じる人が増えてくれるのならば、此れ幸い。

 

 

 

 

 

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