studio FAVORI(スタジオ ファボリ) studio FAVORI(スタジオ ファボリ)では革製品・布製品を一から手作りし、販売しています。経年変化が楽しめることで人気のタンニンレザーで、バッグや財布、ペンケース、名刺入れ、パスケースなどの小物までシンプルなデザインでお作りしています。ギフトボックスやラッピングもご用意しているので、プレゼントにもおすすめです。

new work◎ | リネンの斜めがけかばん

 

 

こんにちは。studio FAVORIのゆうです。

 

 

新居で初めて迎えた初夏、眩しいくらいの緑に多幸感を覚えています。

 

これまでよりもつよく五感で季節を感じながら、この時季にこそと思って作った新作をご紹介します。

 

ぜひ最後までご覧くださいませ🌿

 

 

 

 

 

リネンの斜めがけかばん

 

 

改めてになりますが、studio FAVORIの布ものには混紡なしのリネン100%の生地を選んでいます。

 

職人が織りから染めまで行う希少な国産生地は、他にはない日本的なニュアンスの色味と素材特有のシャリ感が魅力。

 

特にその透け感は、鞄に仕立てた時にしまったものの輪郭がほんのり浮かぶのが個人的な推しポイントだったりします。

 

 

それを生かして今回作ったのがリネンの斜めがけかばん

 

 

 

 

革にも麻にも共通しているのが経年変化する天然素材という点ですが、リネンの独特な経年変化も素材を選ぶ基準になっています。

 

使用やお洗濯を重ねるほどやわらかくとろみを増すのがリネンですが、織り地の特徴としてそれに伴い伸びも出てきます。

 

今回のでいうと特に伸びが現れてくるのがショルダー紐の付け根付近。

 

 

 

 

荷物を入れたときの重力の負荷で、紐の付け根の生地がぐっと上に引き上げられて伸びてきます。

 

 

一般的な観点で言えばいわゆる形崩れということになりますが、私の目にはこれが魅力的に映ります。

 

経年変化×伸びによる型崩れを狙って、鞄本体が小さくて重くなりにくい分、紐を比較的細めに作ってみました。少しだけ作り手の嗜好を織り込んでいます…

 

 

her tote bagにも言えることですが、金具類を一切使用していないのもこだわりのひとつ。ここまで削ぎ落とされて、むしろ普通に見える鞄って案外見つからないものです。

 

探して探してやっと出会ったこの生地の魅力を余すことなく生かすには、結局無装飾というところにたどり着くのだなと思います。

 

 

her tote bag

 

 

ちなみに今回も作品名で散々悩んだのですが、ここまで削ぎ落とした作品を名で飾っては格好がつかない、という確固たる理由で「リネンの斜めがけかばん」に決まりました。

 

 

 

 

 

カラーとサイズ感

 

 

 

 

リネンの斜めがけかばんではシロ、ナス、ペールピンクの3色をご用意しました。

 

ナチュラルすぎない真っさらなシロは、モダンな装いにも違和感なく合わせていただけます。他色に比べて特にリネンらしいシャリ感がつよいので、気温が上がる時期にもさわやかな印象に。

 

 

 

 

黒でもネイビーでもない、珍しい色味のナス。その名の通り野菜のナスそのままのお色です🍆

黒ほど重さがなく、人と被らないもの選びをされる方におすすめ。

 

 

 

 

実はher tote bagでも1番人気のペールピンク。大人の方にこそお持ちいただきたい甘すぎないトーンのピンクなので、いつものお洋服の差し色にも◎

 

 

 

 

 

コンパクトなお財布をお使いの方なら、他にスマホやリップ、ハンカチ、キーケースなどを入れてメインバッグとしてお使いいただくのにも十分な大きさです。

 

スマホショルダーのような用途で、ハンドバッグと鞄2個持ちのコーディネートも素敵。

 

 

 

↑こちらは「シンメトリーな三つ折り財布」(縦7 × 横9.5 cm)を添えたお写真。意外としっかり余白がありますね。

 

 

シンメトリーな三つ折り財布(new type)

 

 

モデルは身長154cmで、そのまま肩にかけた状態だと若干太ももにかかる長さ。

 

男性の方にも気軽に持っていただけるように、ショルダー紐を少し長めに取りました。

 

適当な位置で結んで短くすればサコッシュとしてもお使いいただけますよ(サムネイル、記事トップの画像でもペールピンクを短く持っています)。

 

 

 

 

 

 

 

結び

 

 

ごくミニマルに見えるリネンの斜めがけかばんには、実は作り手の少し変わった嗜好が反映されていて。でもそれがこうして記事を読んでくださった方にしか分からないというのはなかなか乙なものです。楽しいですね。

 

 

さわやかな時季にお披露目が間に合ってひと安心。

 

こちらのはまず茨城の出展でお手に取っていただけます。ぜひご予定くださいませ◯

 

 

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