studio FAVORIが“暮らし”を大切にする理由
こんにちは。studio FAVORIのゆうです。
関東は昼間ぽかぽかしてちょっと浮かれてしまうような陽気ですね〜🌷
はるを迎える準備、たのしみながら身の回りを整えていきたいですね。
さてさて、今日は少しぼやっとしたテーマの記事です。
studio FAVORIと“暮らし”との関係、その考え方について。
エッセイみたいな軽い感じで読んでくださいね。
私が考える、暮らすということ
まず見出しに「私」と書いたのは、私個人の考え方がコンセプトに反映されるちいさなブランドだからです。
この考え方がブランドコンセプトに繋がっていくお話は次の見出しで(目次からも飛べます)。
読者さまのなかで、“暮らす”という言葉の意味をよく調べてみたことのある方はいるでしょうか?
私は日本語がすきで、いい響きだなと心にとまった言葉は語源や成り立ちを調べて正しく使いたいと思っています。
くら・す 【暮らす】
[一]他動詞サ行四段活用活用{さ/し/す/す/せ/せ}
①日が暮れるまで時を過ごす。昼間を過ごす。
②(年月・季節などを)過ごす。月日をおくる。生活する。
[二]補助動詞サ行四段活用活用{さ/し/す/す/せ/せ}
〔動詞の連用形に付いて〕一日じゅう…する。…して一日を過ごす。
引用元:weblio古語辞書
“暮らす”を古語として調べると、上記のような内容が出てきます。
大事にしたいのは①番の、言葉の本質的な意味合い。
「日が暮れる」は主語を変えれば「日を暮れさせる=日を暮らす」ということです。
うつくしい言葉。
生活することはすべての生き物にあてはまる生の営みですが、「暮らすこと」はヒトだけが日々意識のなかで繰り返す尊いふるまいだと思うのです。
かつてヒトがそれを自覚して言葉が生まれたのだと思うと…その美的感覚にため息すら出てしまいます。
少し余談になりますが、私がアンティーク家具や古道具かすきなのはそういうヒトの営み、暮らしの証が刻まれて大切に残されてきたからというのもひとつの理由なのかもしれません。
“暮らし”と革もの
私が目指しているのは、暮らしに添える飾り気のないものづくり。
だからこそ削ぎ落とした意匠や永く使える素材にこだわっています。
そんな考えに合致する素材のひとつが、本革。
先述したアンティーク家具のように、革素材も永く使うことに対してポテンシャルがあります。
例えば、経年変化。
繰り返す暮らしのなかで自らに時を刻んでいく様子は、育て甲斐があるというものです。
暮らしのなかに必要不可欠というわけではなくとも、小さいものでもひとつあると心が豊かにしてくれる革もの。
決して主張せず、誰かの日々の中に馴染みとけこむようなものをお届けしたい。
そういう観点、意味合いでstudio FAVORIは“暮らし”という言葉を大切に紡いでいます。
結び
SNSやこのブログで私がしょっちゅう使っている、暮らし・暮らすという言葉。
むやみに書いているのではなく、ブランドとして根本にある考えが反映されていることがお分かりいただけたでしょうか?
もしstudio FAVORIの革ものをお手に取る機会がありましたら、こんなこと書いてたな…と思い出していただければうれしいなあと思います。
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